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RunMatch > コラム > 阿部竜希 世界アルティメット選手権110mH
陸上ニュース2026年9月13日

上位4人を米国勢が独占する舞台で5位——
社会人1年目・阿部竜希の世界デビュー戦【2026年】

2026年9月11〜13日、ハンガリー・ブダペストで開催された第1回世界アルティメット選手権。世界の頂点だけが招待されるこの新設大会の男子110mハードル決勝で、社会人1年目の阿部竜希選手(エターナルホスピタリティグループ)が13秒24で5位に入賞しました。1〜4位を米国勢が独占する中、先輩の村竹ラシッド選手(JAL)も13秒71で6位に入り、日本勢ダブル入賞。初めてのシニア世界大会で、阿部選手は何を掴んだのでしょうか。

この記事でわかること

1決勝のレース展開と日本勢ダブル入賞の中身
2順天堂大出身・阿部竜希選手のこれまでの歩み
32026年シーズンの記録推移とその意味
4なぜ世界のトップ相手に食い下がれたのか(考察)
5位
阿部竜希、13秒24(-0.6)で入賞
初のシニア世界大会
6位
村竹ラシッド、13秒71で日本勢W入賞
2026/9/13 決勝
13.12
阿部選手の自己ベスト
学生歴代3位相当の実力
公式記録

阿部竜希選手 2026年シーズンの110mH記録推移

6/13 日本選手権 準決勝(全体トップ)13.187/5 布勢スプリント(優勝)13.248/21 DLローザンヌ(5位)13.398/30 ベリンツォーナ(2位)13.239/13 世界アルティメット選手権(今回・5位)13.24

出典:月陸Online各大会結果記事(日本選手権、布勢スプリント、DLローザンヌ、ガルアスレティクス・ベリンツォーナ、世界アルティメット選手権)

目次

  1. 決勝の結果詳細とレース展開
  2. 順天堂大出身・阿部竜希選手のこれまでの歩み
  3. なぜ世界のトップ相手に食い下がれたのか(考察)
  4. 日本の110mH界への意義
  5. よくある質問

①決勝の結果詳細とレース展開

世界アルティメット選手権は、世界陸連が2026年に新設した、各種目トップクラスの選手だけが招待される新形式の大会。9月11日に開幕した男子110mハードルで、阿部竜希選手(エターナルホスピタリティグループ)は準決勝を13秒28(+0.7)の組4着で通過し、決勝進出を決めました。同じく準決勝を突破した村竹ラシッド選手(JAL)は13秒31(+0.6)の組4着でした。

決勝は世界記録保持者のJ.サープ選手(米国)が12秒94で優勝し、2位から4位までを米国勢が独占する展開。その中で阿部選手は13秒24(-0.6)を出し切り5位に入賞、村竹選手も13秒71で6位に入り、日本勢2人がそろって入賞を果たしました。泉谷駿介選手(住友電工)は準決勝13秒85(+0.6)の8着で決勝進出を逃しています。

順位選手記録
1J.サープ(米国)12.94(世界記録保持者)
5阿部竜希(日本)13.24(-0.6)
6村竹ラシッド(日本)13.71

POINT

招待制で各種目トップクラスしか出場できない大会で、1〜4位を米国勢が独占する中の5位・6位。決勝進出者そのものが「世界トップ層」という舞台での結果であることが、この入賞の価値を物語っています。

②順天堂大出身・阿部竜希選手のこれまでの歩み

2003年8月3日、千葉県生まれの阿部選手は身長190cmの大型ハードラー。中学2年生のときに170cmあった体格からハードルを勧められ、専門的に取り組み始めました。八千代高校時代に全国大会に出場し、進学した順天堂大学では第93回・第94回日本学生陸上競技対校選手権大会の110mHで2連覇。FISUワールドユニバーシティゲームズでも優勝し、第109回日本選手権では3位に入っています。2026年1月にはエターナルホスピタリティグループへの内定が決まり、卒業後も順天堂大学さくらキャンパスを拠点に競技を継続することになりました。

社会人1年目となった2026年シーズンは、6月13日の日本選手権準決勝で13秒18の全体トップタイムをマークしたのを皮切りに、7月5日の布勢スプリントで13秒24(+0.8)で優勝。8月21日のダイヤモンドリーグ・ローザンヌでは世界記録保持者のサープ選手と0.08秒差の13秒39で5位、8月30日のガルアスレティクス・ベリンツォーナでは自己4番目タイの13秒23(±0)で2位と、シーズンを通してハイレベルな戦いを続けてきました。学生時代からの実績を引っさげ、社会人1年目からいきなり世界トップクラスと互角に渡り合う姿を見せています。

③なぜ世界のトップ相手に食い下がれたのか(考察)

ここからは公式記録とレース展開の事実を踏まえた上での考察です。デビューシーズンからいきなり世界トップと渡り合えた背景を、陸上競技目線で分析します。

01

シーズン序盤から続けてきた「世界標準」との対戦

阿部選手は今シーズン、ダイヤモンドリーグ・ローザンヌやガルアスレティクス・ベリンツォーナなど、欧州の国際グランプリを転戦してきました。世界アルティメット選手権より前に世界記録保持者サープ選手と複数回対戦していたことで、決勝という独特の緊張感がある舞台でも普段どおりの走りに集中しやすかったと見られます。

02

記録の安定感が「地力」の証明に

13秒18〜13秒39という狭いレンジでシーズンを通して記録をそろえてきたことは、単発の好記録ではなく再現性の高い実力がついてきたことを示します。招待制で格上ばかりが揃う決勝でも自己ベスト(13秒12)に近いレンジの13秒24を出せたのは、この安定感の延長線上にあると考えられます。

03

村竹選手ら日本人選手同士の競り合いが引き上げた水準

泉谷駿介選手や村竹選手など、日本の男子110mHは近年複数の選手が世界と戦えるタイムを競い合ってきた種目です。国内での高いレベルの争いに日常的に身を置いてきたことが、初のシニア世界大会という重圧の中でも力を出し切れた一因と見られます。

④日本の110mH界への意義

世界アルティメット選手権は、出場資格そのものが「世界トップクラス」に限られる大会です。その決勝で日本人選手が2人そろって入賞したことは、泉谷駿介選手の日本記録更新(13秒06)以降、層が厚くなり続けている日本の男子110mH界の勢いを裏付ける結果といえます。社会人1年目の阿部選手にとっては、これが今後何年も競技を続けていく上での大きな手応えとなったはずです。

学生から社会人になったばかりで、いきなり世界のトップと肩を並べた阿部選手の姿に刺激を受けた方へ。RunMatchなら、同じように目標を持って走る仲間を見つけられます。

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よくある質問

Q. 世界アルティメット選手権男子110mHの結果は?

A. 2026年9月13日の決勝で、世界記録保持者のJ.サープ選手(米国)が12秒94で優勝。日本の阿部竜希選手が13秒24で5位、村竹ラシッド選手が13秒71で6位に入賞しました。

Q. 世界アルティメット選手権とはどんな大会ですか?

A. 世界陸連が2026年に新設した大会で、各種目トップクラスの選手だけが招待される形式です。今回が第1回大会で、ハンガリー・ブダペストで9月11〜13日に開催されました。

Q. 阿部竜希選手の自己ベストは?

A. 13秒12です。学生歴代3位相当の実力とされ、2026年シーズンは13秒18〜13秒39のレンジで安定した記録を残しています。

Q. 阿部選手の経歴を教えてください。

A. 千葉県出身、八千代高校を経て順天堂大学に進学。日本学生対校選手権110mHで2連覇し、2026年からエターナルホスピタリティグループに所属する社会人1年目の選手です。

Q. RunMatchで目標を持って走る仲間も探せますか?

A. はい。競技志向でタイムを追い求める仲間から、健康目的で楽しく走りたい方まで、目的やレベルに合わせて仲間・友達を探せます。

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