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RunMatch > コラム > ドスサントス400mH世界記録
陸上ニュース2026年8月28日

45秒80の衝撃——
ドスサントスが400mH世界記録を更新できた理由【2026年】

2026年8月27日、ダイヤモンドリーグ・チューリッヒ大会(ヴェルトクラッセ)の男子400mハードルで、ブラジルのアリソン・ドスサントスが45秒80の世界新記録をマーク。カールステン・ウォーホルムが東京2020オリンピックで樹立した45秒94を、5年ぶりに0.14秒更新しました。なぜこの記録が生まれたのか、陸上競技目線で背景を紐解きます。

この記事でわかること

1チューリッヒで何が起きたか(レース詳細)
2ドスサントスとウォーホルムの因縁のライバル関係
3なぜ0.49秒もの大幅更新が可能だったのか(考察)
4世界記録が陸上界・日本のハードラーに与える意義
45.80
男子400mH世界新記録(秒)
2026/8/27 チューリッヒ
-0.14
旧記録(ウォーホルム45.94)からの短縮(秒)
2021年東京五輪以来
-0.49
自己ベスト46.29からの更新幅(秒)
World Athletics
公式記録

男子400mH 世界記録の推移(タイムが短いほど上位)

44.5秒45.0秒45.5秒46.0秒45.94秒ウォーホルム(2021)45.80秒ドスサントス(2026)

出典:World Athletics「Zurich Weltklasse 2026 レポート」

目次

  1. チューリッヒで何が起きたか
  2. ドスサントスとウォーホルムの歩み
  3. なぜこの記録が生まれたのか(考察)
  4. 陸上界・日本のハードラーへの影響
  5. よくある質問

①チューリッヒで何が起きたか

2026年8月27日、スイス・チューリッヒのレッツィグルント・スタジアムで行われたダイヤモンドリーグ「ヴェルトクラッセ」男子400mハードル決勝。アリソン・ドスサントス(ブラジル)が45秒80で優勝し、世界記録を更新しました。従来の世界記録は、カールステン・ウォーホルム(ノルウェー)が2021年8月の東京2020オリンピック決勝で樹立した45秒94。実に5年守られてきた記録が、0.14秒更新されたことになります。

レースでは当のウォーホルムも46秒69で2位に入るなど、高いレベルの一戦となりました。さらに同大会では、女子100mハードルでもメイサイ・ラッセル(アメリカ)が世界記録を樹立しており、1つの大会で複数種目の世界新記録が生まれる歴史的なミーティングとなりました。

POINT

ドスサントス自身の自己ベストは46秒29。今回はそこから一気に0.49秒も更新しており、コンマ数秒を争う400mHの世界においては極めて異例の伸び幅です。

②ドスサントスとウォーホルムの歩み

アリソン・ドスサントスは2022年世界選手権(ユージーン)の男子400mH王者。東京2020オリンピックではウォーホルムに次ぐ銅メダルを獲得しており、以降ずっと「ウォーホルムを追いかける存在」として400mH界を牽引してきました。

一方のウォーホルムは、東京2020オリンピック決勝で45秒94という当時「化け物じみた」と評された記録を樹立した選手。それ以降、ドスサントスやラシャン・ベンジャミン(アメリカ)を交えた「400mH黄金世代」の激しい争いが続き、この5年間で人類の400mHの水準そのものが押し上げられてきました。今回の世界新記録は、その積み重ねの先に生まれた結果と言えます。

③なぜこの記録が生まれたのか(考察)

ここからは公式発表の事実を踏まえた上での考察です。0.49秒という大幅な自己ベスト更新の背景には、複数の要因が重なったと見られます。

01

ウォーホルム本人との同レースという緊張感

世界記録保持者本人が同じレースに出走していたことで、タイムだけでなく「隣にいる相手に負けられない」という純粋な競争が生まれやすい状況でした。記録が生まれるレースの多くは、こうした強力なライバルとの直接対決から生まれる傾向があると見られます。

02

レッツィグルント・スタジアムの高速トラック

チューリッヒのレッツィグルントは、過去にも複数の世界記録が生まれてきた「記録が出やすい」会場として知られています。トラックのコンディションやシーズン終盤特有の仕上がりの良さも、好記録を後押しした可能性があります。

03

ハードリング技術の進化(歩数パターン)

近年の400mH上位選手は、ハードル間を13歩で駆け抜ける走法(通常は14〜15歩)を後半まで維持する傾向が強まっています。歩数を減らすほどスピードは出ますが体力消耗も激しく、これを終盤まで維持できる技術と体力の両立が、近年の記録更新ラッシュの背景にあると専門家の間では言われています。

④陸上界・日本のハードラーへの影響

世界記録の更新は、種目全体の「常識」を塗り替えます。今回の45秒80という記録は、今後400mHに取り組む選手にとって新たな目標値となり、日本国内のトップハードラーの育成・強化方針にも影響を与えていくと考えられます。トップレベルの走りを知ることは、競技志向のランナーにとっても走法やトレーニングを見直すきっかけになります。

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よくある質問

Q. ドスサントスの400mH世界記録は何秒ですか?

A. 2026年8月27日、チューリッヒ・ヴェルトクラッセで45秒80をマークしました。従来の世界記録(ウォーホルム、45秒94)を0.14秒更新しています。

Q. 旧世界記録保持者のウォーホルムは今回どうだったのですか?

A. 同じレースに出走し、46秒69で2位でした。自身の世界記録は5年ぶりに更新される形となりました。

Q. この日は他にも世界記録が出たのですか?

A. はい。女子100mハードルでメイサイ・ラッセル(アメリカ)も世界記録を樹立しており、1大会で複数の世界新記録が生まれました。

Q. 陸上未経験でもRunMatchで練習仲間は見つかりますか?

A. はい。競技志向の練習相手からランニング初心者まで、目的やレベルに合わせて仲間・友達を探せます。

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