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陸上ニュース2026年10月18日

「400mHのつもりで」2位に0秒55差——
後藤大樹、青森国スポ300mHで34秒45、大会3冠【2026年】

2026年10月18日、青森国スポ陸上の4日目。少年男子A300mハードルで、洛南高2年の後藤大樹(京都)が34秒45で優勝しました。今大会は110mハードル、男女混合4×400mリレーに続く3つ目のタイトル。名古屋アジア大会400mハードル銀メダリストが「専門種目では負けられない」と挑んだレースは、2位に0秒55差をつける完勝でした。結果とレース内容、連戦の中で34秒台を出せた背景を読み解きます。

この記事でわかること

1少年男子A300mハードル決勝の結果(上位8人)
2予選36秒17から決勝34秒45へ、1秒72の上げ幅
3アジア大会銀からの連戦と、国スポ3冠までの流れ
4疲労の中で34秒台を出せた理由(考察)
34秒45
少年男子A 300mH 優勝タイム
決勝
0.55秒
2位・権田颯志(愛知)との差
35秒00
3冠
110mH・混合4×400mR・300mH
青森国スポ
公式記録

少年男子A300mH 決勝 上位8人(バーが短いほど速い)

1位 後藤大樹(京都)34秒452位 権田颯志(愛知)35秒003位 髙野徳之(長野)35秒914位 福田明人(岡山)35秒985位 遠田煌芽(静岡)36秒416位 渡部裕稀(山形)36秒527位 山本達己(埼玉)37秒018位 丹野俊介(福島)37秒24

※グラフは33秒50を起点に表示。出典:あおもり国スポ陸上競技 大会速報・月刊陸上競技(2026/10/18)

目次

  1. 決勝の結果とレース展開
  2. 後藤大樹選手の歩みと今大会の連戦
  3. なぜ疲労の中で34秒台が出たのか(考察)
  4. ハードル界への意義と今後
  5. よくある質問

①決勝の結果とレース展開

後藤はスタートから飛ばし、ハードルを越えるたびにスタンドから歓声が上がるレースで、そのまま34秒45でフィニッシュしました。2位は権田颯志(愛知・安城学園高)の35秒00、3位は髙野徳之(長野・上伊那農高)の35秒91。2位との0秒55差は、300mハードルでは大差と言える開きです。

レース後は「300mハードルではなく、400mハードルのつもりで、スピードを一段階上げました。自分の専門種目では負けられないというプライドがありました」と話し、タイムについても「34秒台を視野に入れていたので良かった」と振り返っています(月刊陸上競技より引用)。

選手予選(10/17)決勝(10/18)差
後藤大樹(洛南高・京都)36秒17(5組1着)34秒45−1秒72
権田颯志(安城学園高・愛知)35秒82(1組1着)35秒00−0秒82
髙野徳之(上伊那農高・長野)36秒28(3組1着)35秒91−0秒37

出典:あおもり国スポ陸上競技 公式リザルト(予選)・大会速報(決勝)。差は計算値

POINT

予選は36秒17の組1着で通過。決勝で1秒72もタイムを縮めており、予選では余力を残していたことが数字からも読み取れます。

②後藤大樹選手の歩みと今大会の連戦

後藤は2024年の国スポで、中学3年ながら少年B110mハードルを13秒83の中学最高記録で制した選手です。9月末の名古屋アジア大会では400mハードルで日本歴代2位タイの47秒93をマークし、銀メダルを獲得しました。10月4日のU20日本選手権200mでも優勝しています。

2026年9月
名古屋アジア大会 400mH 銀(47秒93)
10月4日
U20日本選手権 200m 優勝
10月15〜18日
国スポ 110mH・混合4×400mR・300mH 3冠

今大会では、冷たい雨の中で行われた110mハードルを13秒63で制し、男女混合4×400mリレーでも京都の優勝(3分18秒83)に貢献。そのうえで臨んだ300mハードルでした。本人は「少し疲労がありましたが、その中でもパフォーマンスを発揮することに価値がある」と語り、注目によるプレッシャーについては「あまり感じない」と答えています(月刊陸上競技より引用)。

この日の朝には、洛南高3年の先輩が少年男子A300mで優勝。後藤は「一次アップをして、先輩のレースで刺激をもらおうと思っていたので、狙い通りです」と話しています。なお、京都が勝ち進んでいた少年男子リレーへの出場は予定通り回避し、「今日は先輩とチートデイにすると決めていたんです。応援に回ります」と明かしました(同)。

③なぜ疲労の中で34秒台が出たのか(考察)

ここからは、報道された結果・本人コメントをもとにした執筆者の考察です。

01

「400mHのつもりで」入る——距離に対する余裕

300mハードルは400mハードルより100m短く、後藤のように400mHで47秒台を持つ選手にとっては、終盤の失速を気にせず前半から攻められる距離です。本人の「400mハードルのつもりで、スピードを一段階上げた」という言葉は、普段より高い巡航スピードで入っても最後まで持つという計算があったことをうかがわせます。

02

110mHと200mで裏付けられたスプリント力

今大会の110mH優勝、10月のU20日本選手権200m優勝と、短いハードル種目とフラットのスプリントの両方で結果を出しています。ハードル間を速く刻むスピードと、ハードリング技術の両方が高いレベルにあることが、0秒55という大差につながったと見られます。

03

予選で力を温存し、出場種目を絞るマネジメント

予選は組1着の36秒17で通過し、決勝では1秒72縮めました。さらに少年男子リレーは予定通り回避しています。連戦の中で、勝負どころを専門の300mHに定めて体力を配分したことが、疲労がある状態でも34秒台を出せた一因と考えられます。

④ハードル界への意義と今後

高校2年生でアジア大会のメダルを持ち、国内の高校年代ではハードル2種目とリレーを制する——後藤は日本の男子400mハードルの将来を担う存在として、すでに全国の注目を集めています。今後は来週のU18大会で300mハードル、11月3日のエコパトラックゲームズで400m(フラット)に出場する予定です。400mの記録は昨年の初レースでマークした46秒80で、本人は「まったく未知数ですが、本能で走れば良いタイムがでそう」と話しています(月刊陸上競技より引用)。

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よくある質問

Q. 後藤大樹選手の300mハードルの記録は?

A. 2026年10月18日、青森国スポの少年男子A300mハードル決勝で34秒45。2位に0秒55差をつけて優勝しました。

Q. 国スポの「3冠」とは何ですか?

A. 今大会の少年男子共通110mハードル(13秒63)、男女混合4×400mリレー(京都、3分18秒83)、少年男子A300mハードルの3種目での優勝を指します。

Q. 300mハードルはどんな種目ですか?

A. 高校年代の大会などで行われる種目で、400mハードルより距離が短く、ハードルの台数も少なくなります。五輪や世界選手権では実施されていません。

Q. RunMatchで短距離の練習仲間も探せますか?

A. はい。長距離のジョギングだけでなく、短距離・スプリント練習の仲間も、目的やエリアで絞り込んで探せます。

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