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RunMatch > コラム > 平川慧 日本インカレ400m
陸上ニュース2026年9月9日

わずか0.04秒差——平川慧、雨のインカレで
格上代表を刺した400m初優勝【2026年】

2026年9月6日、土砂降りの日産スタジアムで行われた日本インカレ男子400m決勝。東洋大3年・平川慧選手が45秒37の大会新記録で初優勝を果たしました。相手は自分より1学年上、アジア大会日本代表の林申雅選手(筑波大4年)。着差はわずか0.04秒でした。中学・高校から積み重ねてきた歩みと、悪条件下でも力を発揮できた理由を紹介します。

この記事でわかること

1決勝のレース展開と0.04秒差の攻防
2中学・高校から積み重ねてきた平川選手の歩み
3自己ベスト推移と「44秒台」という目標
4なぜ雨の悪条件下でも力を発揮できたのか(考察)
45.37
大会新記録で日本インカレ初優勝
2026/9/6 決勝
0.04秒
2位・林申雅選手(筑波大4)との着差
45.41も大会新
45.28
自己ベスト(学生歴代5位)
2025/5/3 静岡国際
公式記録

平川慧選手 男子400m 記録の推移

2024 日本学生個人選手権(東洋大2年・初タイトル)46.632025 静岡国際(自己新・学生歴代5位)45.282026 日本インカレ(今回・大会新・雨天)45.37

出典:月陸Online「第95回日本インカレ」大会結果、月陸Online過去記事(静岡国際・日本学生個人選手権)

目次

  1. 決勝の結果詳細とレース展開
  2. 中学・高校から積み重ねてきた歩み
  3. なぜ雨の悪条件下でも力を発揮できたのか(考察)
  4. 「44秒台」への距離と学生400m界への意義
  5. よくある質問

①決勝の結果詳細とレース展開

2026年9月6日、横浜・日産スタジアムで行われた第95回日本インカレ男子400m決勝は、土砂降りの雨の中でのレースとなりました。7レーンからスタートした平川慧選手(東洋大3年)は序盤から速いペースを刻み、残り200m付近で外側のレーンを走る林申雅選手(筑波大4年、アジア大会日本代表)との争いに突入。最後の直線で激しいデッドヒートとなりましたが、ゴール手前で林選手を交わし、45秒37の大会新記録で初優勝を飾りました。

2位となった林選手も45秒41と、こちらも従来の大会記録を上回るタイム。1位・2位ともに大会新記録という高いレベルの決勝となりました。準決勝でも田邉奨選手(中央大3年)が45秒73の大会新記録をマークしており、今大会の男子400mは記録面でも大きな注目を集めました。

順位選手記録
1平川慧(東洋大3)45.37大会新
2林申雅(筑波大4)45.41大会新

POINT

林選手はアジア大会代表として学年も1つ上の格上の存在。それでも平川選手は0.04秒差で振り切りました。1位・2位ともに大会記録を更新する走りで、悪天候というハンデを感じさせない高いレベルの決勝でした。

②中学・高校から積み重ねてきた歩み

沖縄県うるま市出身の平川選手は、あげな中学校・コザ高校を経て東洋大学に進学。中学・高校時代から400mで全国優勝を経験してきたスプリンターで、高校在学中にはインターハイの男子400mを制した実績を持ちます。東洋大入学時にはインターハイ王者としての加入が報じられ、本人は「400mで44秒台を出したい」と目標を語っていました。

2024年、東洋大2年生だった平川選手は日本学生個人選手権の400mで46秒63で優勝し、大学生になって初のタイトルを獲得。翌2025年5月3日の静岡国際では、自己ベストを一気に更新する45秒28(学生歴代5位)をマークしました。レース後、平川選手は「45秒台はビックリ。ちょっと怖いです」「(実力者がそろう3組目ではなく)まさか1組目の自分が勝つとは」とコメント。今後の目標として「まずは45秒台をしっかり安定して出せるように頑張ります」と語っていました(コメントは月陸Online配信記事より引用)。

それから1年4カ月。3年生になった平川選手は、自身が「安定させたい」と語っていた45秒台のタイムで、今度は日本インカレという大舞台での初優勝を掴みました。自己ベストの45秒28そのものは更新できなかったものの、格上の相手と雨という悪条件が重なる中で45秒37を出し切ったことは、静岡国際での「怖い」という驚きから一歩進み、自分の実力を再現性高く発揮できる選手へと成長したことを示す結果といえます。

③なぜ雨の悪条件下でも力を発揮できたのか(考察)

ここからは公式記録とレース展開の事実を踏まえた上での考察です。土砂降りという厳しい条件下で、なぜ平川選手が力を発揮できたのかを陸上競技目線で分析します。

01

格上を追う展開がペース配分を助けた可能性

残り200m付近から外側の林選手を意識できる位置関係だったと見られ、単独走行よりも目標を追う形になったことで終盤のペース配分・仕掛けどころを判断しやすかった可能性があります。前年の静岡国際で「実力者のいない組で自分が勝つとは」と驚いていた平川選手にとって、格上を追う展開はむしろ力を引き出しやすい状況だったとも考えられます。

02

雨天でも崩れなかった序盤の入り

序盤から速いペースを刻めたことは、雨によるスリップやスタート反応の乱れを最小限に抑えられたことを示唆します。400mは前半の入りが終盤の失速幅を左右しやすい種目で、悪条件下でも普段どおりの入りができたことが、後半での競り合いに持ち込める体力を残す要因になったと見られます。

03

1年4カ月かけて積み上げた「安定感」

2025年の自己ベスト45秒28は本人も「怖い」と表現するほどの急成長でしたが、自己ベストそのものではなくとも、悪条件・格上対戦という厳しい状況で45秒37を出せたことは、単発の好記録ではなく安定して速く走れる地力がついてきたことの表れと考えられます。

④「44秒台」への距離と学生400m界への意義

東洋大入学時に「44秒台を出したい」と語っていた平川選手にとって、45秒37はまだその目標には届いていません。しかし、格上のアジア大会代表を悪条件下で振り切った今回の勝利は、目標達成に向けた土台となる「勝負強さ」を証明するものです。2位・林選手の45秒41、準決勝で田邉選手が記録した45秒73も含め、今大会の男子400mは複数の大会新記録が飛び交う結果となり、日本の学生400m界全体の層の厚みを示す一戦でもありました。

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よくある質問

Q. 日本インカレ男子400mの優勝タイムは?

A. 2026年9月6日、東洋大3年の平川慧選手が45秒37で優勝しました。大会新記録です。

Q. 2位の林申雅選手はどんな選手ですか?

A. 筑波大4年で、アジア大会日本代表に選出されている選手です。今回のレースでは45秒41を記録し、こちらも大会新記録でした。

Q. 平川選手の自己ベストは?

A. 45秒28です。2025年5月3日の静岡国際でマークした学生歴代5位の記録で、今回のインカレの45秒37を上回ります。

Q. 平川選手の出身はどこですか?

A. 沖縄県うるま市出身で、あげな中学校・コザ高校を経て東洋大学に進学しました。中学・高校時代から400mで全国優勝を経験しています。

Q. RunMatchで目標を持って走る仲間も探せますか?

A. はい。競技志向でタイムを追い求める仲間から、健康目的で楽しく走りたい方まで、目的やレベルに合わせて仲間・友達を探せます。

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