自己ベストを26秒更新——
小幡千尋、青森国スポ5000m競歩で大会新19分41秒50・高校歴代4位【2026年】
2026年10月17日、青森国スポ陸上の3日目。少年男子A5000m競歩で、飯田高3年(長野)の小幡千尋が19分41秒50の大会新記録で優勝しました。高校歴代4位の好記録です。このレースは記録ラッシュとなり、上位5人全員が19分台で高校歴代10傑入り、9位までが従来の大会記録を上回りました。インターハイ王者が自己ベストを大きく塗り替えたレースを、データから読み解きます。
この記事でわかること
上位5人の記録と基準記録の比較(バーが短いほど速い)
※グラフは19分10秒を起点に表示。出典:月刊陸上競技(2026/10/17)掲載の結果・高校歴代10傑
①決勝の結果とレース展開
レースは新青森県総合運動公園陸上競技場のトラックで行われました。4000mまでは1000mごとにほぼ4分前後のペースで推移。残り1000mから勝負が動き、小幡は一時リードを許しながらも、そこから力強く抜け出して19分41秒50でフィニッシュしました。2位の海田悠貴(神奈川・中大横浜高)とは2秒23差でした。
出典:月刊陸上競技(2026/10/17)。6位以下の記録は同記事で確認できないため割愛
従来の大会記録は2025年に出た20分03秒54。今回は9位までがこれを上回りました。高校歴代10傑には、1位の山田大智(西脇工・2025年)19分20秒59、2位の住所大翔(飾磨工・2017年)19分29秒84、3位の山﨑勇喜(富山商・2001年)19分35秒79に続いて、このレースの5人が一気に名を連ねています。
POINT
1位から5位までの差はわずか5秒27。1人の独走ではなく、集団が最後まで競り合ったことで全体の記録が押し上げられたレースでした。
②小幡千尋選手のこれまでの歩み
小幡は長野・飯田高の3年生です。昨年のインターハイでは8位入賞でしたが、今年のインターハイで優勝。5月のU20アジア選手権では銅メダルを獲得しており、国際舞台も経験しています。今回の国スポ優勝で、インターハイと合わせて高校2冠となりました。
レース後には「めちゃくちゃうれしいです。しっかりとやるべきことをやれたので、良かったです」と喜びを語りました。レースプランについては「最初は全部自分で引っ張っていく予定でしたが、2000m、3000mできつくなってきたので、最後は自分が決め切るという意識に」と振り返り、今後については「高校3冠したいと思います」と目標を掲げています。2月のU20選抜競歩10kmを見据えているとのことです(コメントは月刊陸上競技より引用)。
③なぜ自己ベストを大幅に更新できたのか(考察)
ここからは、報道された結果・レース展開・本人コメントをもとにした執筆者の考察です。
4分前後の均等ペースが、終盤の切り替えを可能にした
4000mまで1000mごとに約4分という、ほぼ均等なペースで進んだことが報じられています。競歩は失格のリスクがあるため、前半に無理をしてフォームを崩すと終盤に上げられません。均等ペースで歩型を保ち続けたことが、残り1000mでの勝負を可能にしたと見られます。
「引っ張る」から「決め切る」への途中修正
当初は自ら先頭を引っ張る予定だったものの、2000〜3000mで苦しくなり、最後に勝負する作戦へ切り替えたと本人が語っています。きつい局面で無理に先頭を守らず、集団の力を使って脚を残す判断ができたことが、ラスト1000mで一時リードされても抜き返せた要因と考えられます。
ハイレベルな集団が最後まで崩れなかった
上位5人が5秒27差に収まり、9位までが旧大会記録を上回ったことから、記録の多くはペースの速い集団の中で生まれたと読み取れます。U20アジア選手権で国際レースを経験した小幡にとって、速い集団の中で冷静に勝負所を待てる経験値も生きた可能性があります。
④高校競歩界への意義
日本の競歩は世界大会でメダルを争ってきた種目で、その土台となるのが高校年代の育成です。高校歴代10傑のうち5人が同じ日の同じレースから生まれたことは、2026年の高校3年生世代の層の厚さを示しています。2018年の古川智己(熊本工)19分44秒00や2001年の高田浩二(松川)19分45秒72といった歴代上位の記録を上回る選手が複数出たことも、世代全体のレベルアップを物語っています。
ライバルと競り合うことで、一人では出せない記録が生まれる——これは一般ランナーにも通じる話です。一緒に走る仲間がいると、練習のペースも続ける力も変わります。
エリア・ペース・目的で絞り込んで、一緒に走る仲間・友達を探せる完全無料のランニング特化マッチングサービス。
登録1分 • 月会費なし • いつでもやめられる
よくある質問
Q. 小幡千尋選手の記録は何分何秒でしたか?
A. 2026年10月17日、青森国スポの少年男子A5000m競歩で19分41秒50。大会新記録で、高校歴代4位の記録です。
Q. 競歩の「失格」とはどういうものですか?
A. 競歩では両足が同時に地面から離れる「ロス・オブ・コンタクト」や、前脚の膝が曲がる「ベント・ニー」が反則となり、審判から規定数の警告を受けると失格になります。速さと正しい歩型の両立が求められる種目です。
Q. 男子5000m競歩の高校記録は?
A. 山田大智選手(西脇工・兵庫)が2025年11月8日にマークした19分20秒59です(月刊陸上競技掲載の高校歴代10傑より)。
Q. RunMatchでウォーキングや競歩の仲間も探せますか?
A. はい。ランニングだけでなくウォーキングにも対応しており、目的やペースに合わせて一緒に練習する仲間を探せます。
競い合う仲間がいるから
一人では出せない力が出る
目的・ペースで絞り込んで、近くの仲間がすぐ見つかります。
走る・歩く習慣を、仲間と一緒に続けませんか。
登録1分 • 完全無料 • クレジットカード不要