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陸上ニュース2026年10月18日

インターハイ2種目2位の悔しさを晴らす——
阪真琴、青森国スポ300mHで40秒86、高校最後のレースで日本一【2026年】

2026年10月18日、青森国スポ陸上の4日目。少年女子A300mハードルで、佐久長聖高3年の阪真琴(長野)が40秒86で優勝しました。今夏のインターハイでは100mハードル・400mハードルの2種目でともに2位。「あと一歩」が続いた3年生が、高校最後のレースと位置づけた国スポで初の日本一を掴みました。9レーンから後半で突き放したレースと、ここに至るまでの歩みをデータで振り返ります。

この記事でわかること

1少年女子A300mハードル決勝の結果(上位8人)
2予選42秒10から決勝40秒86へ、1秒24の上げ幅
3全中6位からインターハイ2種目2位までの3年間
4なぜ最後の直線で突き放せたのか(考察)
40秒86
少年女子A 300mH 優勝タイム
決勝・9レーン
0.37秒
2位・楠田ゆうな(鹿児島)との差
41秒23
−1.24秒
予選42秒10から
予選1組1着
公式記録

少年女子A300mH 決勝 上位8人(バーが短いほど速い)

1位 阪真琴(長野)40秒862位 楠田ゆうな(鹿児島)41秒233位 河村捺希(広島)41秒404位 岡田紗和(神奈川)41秒845位 延原日葵(岡山)41秒876位 吉見若菜(兵庫)41秒947位 堀内なな(静岡)42秒158位 木下未亜(愛媛)43秒52

※グラフは40秒00を起点に表示。出典:あおもり国スポ陸上競技 大会速報・月刊陸上競技(2026/10/18)

目次

  1. 決勝の結果とレース展開
  2. 阪真琴選手の3年間の歩み
  3. なぜ最後の直線で突き放せたのか(考察)
  4. 高校女子ハードル界での意味
  5. よくある質問

①決勝の結果とレース展開

阪は大外の9レーンからスタート。最終ハードルを越えたあと、得意の後半で一気に突き放し、40秒86でフィニッシュしました。2位は楠田ゆうな(鹿児島・鹿児島女高)の41秒23、3位は河村捺希(広島・広島皆実高)の41秒40。ゴール後、阪は両手で顔を覆い、万感の表情を見せました。

レース後は「ゴールしか見ていませんでした。インターハイでは行けると思ったら最後に抜かされてしまった。『できる、できる』と思いながら必死で走りました」と振り返り、「いろんな感情がこみ上げてきました」と話しています(月刊陸上競技より引用)。

選手予選(10/17)決勝(10/18)差
阪真琴(佐久長聖高・長野)42秒10(1組1着)40秒86−1秒24
楠田ゆうな(鹿児島女高・鹿児島)41秒71(4組1着)41秒23−0秒48
河村捺希(広島皆実高・広島)42秒06(3組1着)41秒40−0秒66

出典:あおもり国スポ陸上競技 公式リザルト(予選)・大会速報(決勝)。差は計算値

POINT

予選では楠田(41秒71)が全体トップで、阪の42秒10は全体5番手でした。決勝で1秒24縮め、上位3人の中で最も大きくタイムを伸ばして逆転しています。

②阪真琴選手の3年間の歩み

阪は中学時代に全中100mハードルで6位。佐久長聖高に進むと、1年時は佐賀国スポ5位、U18大会7位でした。2年時から100mハードルと400mハードルの2種目への挑戦が本格化し、インターハイは100mH8位・400mH3位、U20日本選手権100mH4位、国スポは100mH5位・300mH3位、シーズン最後のU18大会300mHでは2位と、着実に順位を上げていきました。

高1
国スポ5位・U18大会7位
高2
インターハイ400mH 3位/国スポ300mH 3位/U18 300mH 2位
高3
インターハイ100mH・400mH 2位 → 国スポ300mH 優勝

最終学年のインターハイでは2種目ともに2位と、あと一歩で頂点に届きませんでした。その後のU20日本選手権は脚の状態を見て出場を見送り、国スポに照準を合わせて「高校最後のレース」に臨んでいます。本人は「ずっと日本一を目指して3年間やってきました」と語る一方、「インターハイの悔しさはずっと残る」とも話しています(月刊陸上競技より引用)。

③なぜ最後の直線で突き放せたのか(考察)

ここからは、報道された結果・経歴・本人コメントをもとにした執筆者の考察です。

01

400mHで鍛えた後半の強さが300mで生きた

インターハイで400mハードル2位に入る持久力を持つ阪にとって、300mハードルは最後まで脚が残りやすい距離です。最終ハードル後に一気に突き放した展開は、400mHを専門的に戦ってきた選手ならではの後半型の強みが表れたものと見られます。

02

100mHのハードリング技術

全中から100mハードルで全国入賞を続けてきた選手で、高3のインターハイでも2位。ハードルを低く速く越える技術は、300mHのように台数が少なく1台ごとのロスが目立ちやすい種目でもアドバンテージになったと考えられます。

03

U20日本選手権回避による調整と、9レーンの「単独走」

脚の状態を見てU20日本選手権を見送り、国スポに一本化したことで、状態を整えて臨めた可能性があります。また大外9レーンは他の選手が見えにくい一方、自分のリズムに集中しやすいレーンでもあります。「ゴールしか見ていなかった」という言葉どおり、周りに惑わされず後半の得意な局面まで力を温存できたことが逆転につながったと見られます。

④高校女子ハードル界での意味

100mハードルと400mハードルという性質の異なる2種目で、ともにインターハイ2位に入る選手は多くありません。スピード系とスピード持久系の両方で全国上位に立ち、最後に300mハードルで日本一を手にした阪の3年間は、ハードル種目を幅広く経験することの価値を示しています。2〜7位の6人が41〜42秒台にひしめく混戦の中で抜け出した点も、勝負強さの証と言えます。

悔しさを抱えながら、3年間同じ目標に向かって走り続ける——その積み重ねが最後に結果となりました。一般ランナーにとっても、目標を共有する仲間がいることは走り続ける大きな支えになります。

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よくある質問

Q. 阪真琴選手の300mハードルの記録は?

A. 2026年10月18日、青森国スポの少年女子A300mハードル決勝で40秒86。2位に0秒37差をつけて優勝しました。

Q. 阪選手のインターハイの成績は?

A. 2026年のインターハイでは100mハードル・400mハードルの2種目でいずれも2位でした(月刊陸上競技より)。

Q. 300mハードルはどんな種目ですか?

A. 高校年代の大会などで行われる種目で、400mハードルより距離が短く、ハードルの台数も少なくなります。五輪や世界選手権では実施されていません。

Q. RunMatchで短距離の練習仲間も探せますか?

A. はい。長距離のジョギングだけでなく、短距離・スプリント練習の仲間も、目的やエリアで絞り込んで探せます。

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